「幻夏」 太田愛 著

 ≪くれきん≫ なぜこの作品が日本推理作家協会賞の候補になったのか? 理解に苦しみます。 相馬が小学6年生の夏休みに出会って仲良くなった尚と拓。しかし、兄の尚が行方不明になってしまう。23年後に起きた少女誘拐事件と尚の失...

「蜜蜂と遠雷」 恩田陸 著

 ≪くれきん≫ 恩田さんがクラシック音楽というジャンルに切り込んだ作品です。コンクールに参加する四人のコンテスタント(コンクール出場者)の過去から現在の成長を描いてます。この作品の凄いところは物語の大部分をコンクールの演...

「ルパンの消息」 横山秀夫 著

 ≪くれきん≫ 15年前に自殺したと思われていた女教師が実は殺されていたとタレコミあるところからストーリーが展開して行きます。高校生の悪ガキ3人組がテスト問題を盗みに深夜の学校に侵入する「ルパン作戦」。校長室で悪ガキ3人...

「君の膵臓をたべたい」 住野よる 著

 ≪くれきん≫ 原作も実写映画もアニメも大ヒットしたので、今更かよと言われそうですが、感動いたしました。読み始めは「世界の中心で、愛をさけぶ」的な作品だろうと思っていたのですが全く違う展開でした。読み進めると言葉遊びがテ...

「白夜行」東野圭吾 著

 ≪くれきん≫ 文庫本で854Pと長編でありました。読んでいてこの小説は風呂敷を広げ過ぎて無理矢理まとめた作品だなーと。後書きを読んで見ると、解説の馳星周さんが「連作短編として発表した個々の物語を巧みに結びつけた」と書い...

「夜の底は柔らかな幻」恩田陸 著

 ≪くれきん≫ この作品はホラー好きの人にはお勧め。 舞台は日本の中にある独立国家「途鎖国」。イロと呼ばれる超能力を持つ「在色者」たちの物語。警視庁潜入捜査官の有元実邦は、数々のテロ事件を引き起こした強力な在色者の元夫を...

「かがみの孤城」辻村深月 著

 ≪くれきん≫ 「かがみの孤城」は久々の感動作でした。辻村深月さんありがとう。中、高生の人達に是非とも読んで欲しい作品です。 村上春樹の「騎士団長殺し」は期待していたのですが、肩透かしでありました。不思議の国のアリスか?...

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