≪くれきん≫
昨今、親とのコミュニケーションを嫌がる子どもが多くて家庭のルールなんか守ってくれないないです。携帯電話販売店などには、新規契約時や機種・名義変更時、青少年確認・フィルタリング説明の義務がありますから、スマホを購入する時にフィルタリング機能を設定してしまうことかな。「下着姿や裸の写真は撮らない、撮らせない」とか「個人が特定される情報を書き込まない」とか被害者の子どもは分かっているのに騙されちゃう。後は「死にたいです」などの書込みをする子は自暴自棄になってますから性犯罪目的と分かっていても「殺してもらえればいいや」なんて思っているので防ぎようがないです。こうなるとSNS事業者の対策に期待するしかないですね。最近は人工知能(AI)を使って子どもの誘い出しといった犯罪を行う恐れがある人物を閲覧履歴などから割り出し、SNSの会員に対して事前警告をするシステムもあるようです。SNS事業者の多くは、相手の連絡先を聞き出し誘い出すような書き込みを監視しているようですが、加害者達は次々と新しい隠語(援、サポ)などを使い手口が巧妙化しているので対応が難しいようです。一番効果的な方法は、SNS事業者が子ども達が被害にあう前に加害者達を「強制退会」「同一人物の再登録の禁止」を徹底することです。
昨年1年間にSNSを通じて事件に巻き込まれた18歳未満の子どもは2082人で、前年を271人(15・0%)上回って過去最多だった。スマートフォンの普及が進む中学生の被害が大幅に増え、全体を押し上げた。被害者が使ったSNSは約4割がツイッター。小学生にも人気の動画投稿サイト「インスタグラム」も急増した。警察庁が12日発表した。
SNSに「私を殺して」投稿→本当に殺されそうに
被害者は高校生1044人、中学生847人、小学生72人で、中高生が全体の9割を占めた。中学生は前年よりも223人(35・7%)多く、近年で最も増加率が際立つ。警察庁は「スマホが中学生に普及しつつあることが背景にある」とみている。小学生も増加傾向で、この10年間で5倍になった。罪種別では、淫行などの青少年保護育成条例違反844人、裸の写真の撮影などの児童ポルノ671人、児童買春428人、強制性交等49人、略取誘拐46人、児童福祉法違反28人、強制わいせつ15人の順で多かった。SNSに「私を殺してくれる人いませんか」といった書き込みをした中学3年の女子生徒が40代の男の自宅に誘い込まれ、殺害されそうになる事件も起きた。被害者が使ったSNSは、ツイッター807人、学生限定の交流サイト「ひま部」307人、インスタグラム120人、LINE(ライン)81人、チャットアプリ「マリンチャット」70人など。インスタグラムが初めて、上位5位に入った。ひま部とマリンチャットは昨年末までに閉鎖されたという。有害情報を閲覧できなくしたり、特定のアプリの使用を制限したりする「フィルタリング」の利用の有無を確認できた1722人のうち77・4%は、こうした機能を一度も利用していなかった。